キャッシングとは
テレビや街にあふれるキャッシングの広告。
利用した人は、キャッシングがどの様なものかわかっていると思いますが、利用しない人には、キャッシングとはいかなるものか、理解していない人も多いでしょう。
この記事は、キャッシングとはいかなるものか、その実像について見ていきます。
(キャッシングの法的定義)
キャッシングとは、法律としてみていくと「消費貸借契約」というものになります。
この「消費貸借契約とは、民法 第二章 第五節 消費契約における第五八七条に記載されており、次のようになります。
消費者借は当事者の一方が種類、品等および数量の同じきものを以て返還を為すこと約して相手より金銭その他の物を受け取るに因りてその効力を生ず。
つまり、借りた物と同じだけの価値の物を返せという契約を指します。
キャッシングの場合には、同じ価値の物、すなわち借りたお金と同額ではなく利息を付けて返還します。
そえゆえに、「利息付金銭消費貸借契約」というようにいわれます。
(キャッシングの対象)
定義に当てはまるキャッシングには、その対象、目的によっていくつかの種類に分けることが可能です。
①個人向けのキャッシング
一般でキャッシングというとこのタイプになります。
1万円~300万円ほどの限度額の設定がなされ、審査は自動契約機などで簡単な手続きをすれば短時間で終わります。
短時間でまとまった資金を調達したい時に利用されています。
銀行に比べて審査は緩い代わりに、貸付利率は低くても十%前後、高ければ20%と高くなっていまいます
商品の中には、女性向け、学生向けなど対象を絞ったものもありますが、そういった商品は通常難し審査をやさしくするだけで、融資内容に関しては通常のキャッシングと変わりありません。
②個人事業主、法人向けのローン
いわゆる、ビジネスローン、商工ローンといわれるものです。
その名のとおり、対象を個人事業主や法人に絞っており、個人の場合と違って融資額が数百~数千万円という高額になります。
ただし、その分の貸付利率は低めになっており、高額でも返済がしやすいようになっています。
また、個人向けとの違いは、融資に連帯保証人、担保が必要なケースが多いと言うことです。
融資金額が高額なため、万が一貸し倒れとなった場合の保険が必要なのです。
これまで、個人向けのキャッシングと、この個人事業主、法人向けローンは異なる会社が行っていました。
けれども、最近では、個人向けのキャッシングを行う消費金融やクレジット会社の進出が行われています。
③個人向けの高額ローン
個人であっても、高額の資金を必要とする場合があります。
そのようなときに、この高額ローンが利用されます。
このタイプでは、通常のキャッシングと違い保証人、担保を要求されます。
不動産を担保にする場合には、不動産担保ローンと呼ばれるのですが、これもビジネスローンと同様に万が一のことを考えたリスクの提言のための措置です。
ただ、保証人、担保の設定により、貸付金利はビジネスローン同様に低く設定されます。
(キャッシングの業者)
融資を行う業者についても、いくつかの種類があります。
それぞれに特徴があり、キャッシングをするときにはその特徴をふまえた上で業者の選定を行うといいでしょう。
①銀行系のキャッシング
通常、銀行自体融資が行うところですが、リスクがある相手との契約は避ける傾向があります。
しかしながら、キャッシングは、リスクがある相手に貸すかわりに、高い金利を課すことが出来るため、銀行が運営するキャッシング会社をつくり、融資を行っています。
銀行より高い金利といえど、消費者金融などと比べて低めに設定されており、融資限度額に関しては高額に設定されています。
②消費者金融のキャッシング
消費者金融は、銀行系に比べて短時間で審査が簡単で、短時間での融資が可能です。
ただし、金利は銀行系よりも高く、融資限度額に関しても銀行系より低くなっています。
金利が高いとはいえ、一定期間無利息などのサービスを行っているところもあるので、借り方によっては銀行系よりもお得です。
③信販系のキャッシング
信販系は銀行系と消費者金融系の中間にある存在です。
金利、融資限度額ともに両者のちょうど真ん中くらいです。
信販系の特徴は提携するCD、ATMの多さ。
クレジットカード契約からのキャッシングの利用が手軽さにつながっています。
ですが、審査は消費者金融系よりも多少時間がかかりますから、緊急での融資をしたいときにはネックとなります。